サンフランシスコで真面目にスタートアップ初めてみてわかったこと、その2
注:今回からブログを引っ越ししました。以前のブログはこちら→Masaの本音ブログ
「Founders Space」「自信のコントロール」「チャンス」「Noと言われること」「スピード」
「Founders Space」
今日でサンフランシスコでの1週間目が過ぎた、なんと表現するか悩むが多分一番正しいのはBoot Campだと思う。今までサンフランシスコにはVCや大企業の担当者として何度もきているけどスタートアップとしてくることがこんなにも違う経験だとは思わなかった、、、
すごく実感したのはスタートアップとしてくるととんでもなく多くのチャンスに恵まれるということ、メンタリング、コーチング、投資、人の紹介、ピッチの機会、人の採用、大企業とのイベント、著名人との会合など、VCだとないような機会が全て無料で受けられる。
ここまでいろいろあると単純に体力勝負になる。1日何時間デックをアップグレード出来るのか、何時間ピッチの練習ができるのか、何人にあうのか、何回本当のピッチをするのか、コードをどれだけ描けるのか、グロースハックできるのか、ローンチのスピードを早められるのか、など、、その全てをハイクオリティーで朝の7時から夜の12時まで休みなくやり続ける。
これはね、完全にBoot Campだw
昔イギリスで楽天専用Demo Dayというのをイギリス政府に組んでもらって朝の7時から分単位で1日20社ミーテーィングを2週間続けたことがあるけど、それを超える。受け身と自分からでは全然違う。
でもこれは本当にいい経験だと思う。改めて思うけどFoundersSpaceを作ったSteveを心から尊敬する。そしてもし世界マーケットで勝負したいと思う方は是非検討してみるといい。
「自信」
昨日のセッションで自信について面白いことを学んだので軽く共有。
僕もそうだけど、人は誰でも緊張する。これは避けられない。でも最近の研究で脳みそは筋肉と同じような動きをすることがわかっているらしい。つまり緊張とはトレーニングで抑え、コントロールし、逆にエネルギーに変えることが出来るらしい。
まずはこの事実「緊張はコントロールできる」を知るだけでも変わる。実際僕もこちらで毎晩ピッチをしているけどこれを知ってから本当に緊張を感じなくなった。確実に緊張はしている、でも感じない。そんなことが出来るとはしらなかった僕のサロンにいる方には次回のオフ会で実際に緊張をコントロールするトレーニングをやりたいと思うので楽しみにしていてほしい。
少しだけ、知識として出来ることを書いておく。
Visualize
まず、緊張するその場面を思い浮かべよう、家を出て、電車or車に乗り、現地につき、受付を済ませる。会場を見回してみよう、誰がいるだろうか?もし事前情報があれば来てそうな人を調べておこう。(linkedIn, Facebook, wiki, などつかおう)
Practice
練習は全てだ、もしプレゼンとかやるならいい方法がある。まずは普通に自分だけで練習する。次に身近な人に聞いてもらう。ビデオをとる。見直す。ここまでは誰でもやることだ。この次が大切。車を運転しながらやってみよう、卓球をしながらやってみよう、走りながら、腕立てをしながら、テキーラのみながらw
など、ありえない状況で練習する。すると普通にプレゼンするのがめちゃくちゃ楽になる。僕は今回腕立て、腹筋、そして腕相撲をしながら練習したw
「チャンス」
ここに来て改めて思うけどチャンスはどこにでも、誰にでもあらゆる形で転がっている。
それに気がつくのか、それを取れる準備があるのか、勇気があるのか。この3点で全の結果に違いが出る。
ただし、サンフランシスコは圧倒的にずるい。それはチャンスの数が圧倒的に多いから。Net, 20M USD以上の個人投資家が毎晩あらゆるところでピッチイベントにきていてそこでピッチするには簡単な審査と5-20ドル払うだけ。そんな環境は世界どこにもない。だから上記の3点も大事だけど、圧倒的に数をこなすのもチャンスを得る良い方法だと思う。
「Noと言われること」
さて、サンフランシスコでスタートアップをやっていると面白いことに気がつく。それはNOと言われることがあまり多くないということだ。大体皆んなフレンドリーだし、sure, no prob, okなどが多い。それ以外は無視されることもある。
でも、実はNoと言われることが一番大切だと思う。なぜか?
Noというのは大変だからだ。Noということは愛がある、興味がある、だからNoというほど考えてくれている。だって本当にどうでも良ければ無視すればいい。
だから、僕はこっちで人に話すときもDo you like it?ではなく、how do you think you can make Snaptique betterとかwhat’s your best reason not to use it?などと質問するようにしている。
これは日本でももちろん使えると思うので是非お勧めしたい。
「スピード」
さて、スピードとはなんだろう?
僕の中で今一番大事なもの=時間、それを少しでも有効に使うための人間に与えられた唯一の道具、それがスピードだ。
例えばこのブログを書くのも、大体1時間くらいかかる、でもこれを1分で書けないかと、真面目に考えている。
そうすれば残りの59分は別のことに使える。だからスピードは本当に意識している、日本でもそうだったけど今は日本にいた頃とは比にならないレベルでスピードを意識する。限られた時間の中で、少しでも多くのことを成し遂げるため、効果的なスピードアップを。それが今の僕の課題かなと思う。
「最後に」
さて、今日はここまで、また来週さらに多くの学びを共有したいと思う。
ではでは、良い週末を:)
Masa