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全力で 雲の中に手を伸ばしてみた、何も掴めなかった、気がついたらポケットに宝物が入ってた。

「デモデー」「出会った投資家」「ローンチ」「見える」「これから」

 

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「デモデー」

さあ、いよいよその日が来た、この3分の為にいったい何時間を費やしたのだろうかと思う。朝は7時に起きて8時から開発テレカン、10時にはFoundersSpaceに行き、18時までみっちり訓練。19時からは投資家との打ち合わせ、ディナー、ピッチイベントなど。それを毎日繰り返す。

 

この3分の為に。

 

デモデー、それはアクセラレーターが用意してくれる卒業式みたいなものだ、集まった投資家の前で3分間、自分のビジネスを説明する。それに興味を持った投資家がその後スタートアップへアプローチし、話がまとまればその場で出資、なんてことも稀に起こる。

 

今回僕の参加したデモデーでは23社がピッチ。観客は210名くらい。そう考えるとデモデーとしては良い形だと思う。

 

僕の番は18番、かなり後半だった。僕の前にはバイオプリンターや次世代サーチエンジン、感情があるロボットなど、多種多様な人たちがピッチをする。でも彼らは2週間、毎日一緒に過ごしてきた仲間だからお互いに凄く強い気持ちで応援していた。

 

 

そしていよいよ自分の番。観客の前に出て行き、名前を言い、Snaptiqueが何故出来たのか、これからどうなるのか、ビジネスモデル、トラクション、マーケット、投資概要などを話す。3分は、僕にとってはとてつもなく長い。3分間もの時間を自分の話に対して投資してもらうのはもの凄く大変だと思う。

 

だからこそ、話の内容をシンプルに、ゆっくりと、まるでお婆ちゃんに話すかのように話した。

 

結果、とてもありがたいことに全社の中でナンバーワンのピッチという評価を頂くことができた。これは本当に嬉しかったし来ていただいた方々にも何か有益な3分間を提供出来たのかと、信じることができた。

 

その後はお祭りだ。Snaptiqueのブースにも多くの投資家が来てくださり今後の話、次回ののミーティング、彼らの投資規模、対象、などなどひっきりなしに人とはなす。名刺も100枚くらいもらった。

 

今まで投資家としてデモデーに出たことは何度かある。その時は誰もが「デモデーはゴールではなくスタート地点だから」って言っていただけど本当にそうだと痛感する。これから大量の名刺へコンタクトを返し、ミーティングを設定し、3ヶ月以上に渡り投資の話を固めていく。これは本当に大変。なんか少し婚活とかと似ているのかなとも思う。

 

 

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「出会った投資家」

この旅で合計40人くらいの投資家と会った。もともと知っている人を含めたら50人くらいかな、当初想定した100人の半分だけど、3週間という期間を考えるとまーこんなもんかな、と思う。

 

投資家の種類は個人、エンジェルグループ、ファミリーオフィス、VC、CVC、アクセラレーターと多岐にわたり、そういう意味では全カテゴリーを網羅できたと思う。

 

ここに関しては固有名詞を上げる気はないけど、サロンの方には必要に応じて投資家の紹介などするつもり。僕はたまたま楽天とかリクルートとかの時代があったおかげで多くの本物の方にお会いできたけど正直いきなり来て会えるレベルの人たちにあっても意味がない。シリコンバレーといわれるエリアにはとんでもなく多くの「投資家」と名乗る人がいて、そのなかでもレベルは様々なんだなと実感した。だからもし本当に成功したければ本物に合わないと何の意味もない。

 

「ローンチ」

今回の旅で一番心残りなのはサービスを旅の間にローンチする事ができなかったこと。もちろん、いいものを作る為にはそれ相当の時間も必要なのはわかっている、バンコクの開発チームも相当頑張ってくれている。それはわかっているのだけど、それでも心残りなのは本物のトラクションを見せることが出来なかったから。まーそんな悩みは来月ローンチしたら無くなるんだけど、やっぱりSFでピッチするならCAC, LTV, CVR, ARPUなどステージが早いとはいえ現実の数字が話せる方がよっぽど強い。今Snaptiqueのローンチウェイティングリストには約5万人のフォロワーがいる。これをローンチするとどうなるのか、凄く楽しみでもある。

 

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「見える」

さあ、見えるとは何だろう。

わかるとは?

できるとは?

 

FoundersSpaceにはいろんなレベルのFounder & CEOが来る。まだ大学院生の23歳もいれば4回エグジット経験のある48歳もいる。そういう中にいると本当に皆同じクラスを受けていても見えてること、わかること、次の行動がぜんぜん違う。でもやはりきちんと「見えている」人たちはユーザーのニーズもわかるし投資家もつくし、サービスも成長する。

 

わかりやすい例を出そう。

 

スタートアップが失敗する確率は知っているだろうか?

96%だと言われている。

 

つまり殆どが失敗する。

 

その96%の内、失敗する理由の40% を占めているものがある。

なんだろう?

 

「誰にも必要とされないサービスだからだ」

 

つまり、良くある、「なんの課題を解決しているのか?」という質問に対して意気揚々と答える前に、それって本当に課題なのか?自分の思い込みじゃないのか?世界で何人の人が同じように思うのか?、そのへんを相当しっかり吟味した方がいい。

 

例えば、僕の課題の一つに「飼い猫のピピがなかなか懐いてくれない」という課題がある。さて、世界で何人が同じ課題を抱えているだろうか?w

 

ようはこういった本当は極めて個人的な課題を解決するサービスや、そもそも的外れなものがものすごく多いい。

 

だからこそ、「見える」かどうかで全てが決まる。

 

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「これから」

僕のSnaptiqueというサービスは今初めてスタートラインに立った。これから30日後、世界にそのサービスを発表し、このサービスにバリューを感じてもらえる方々に長い年月コミットし、世界で有数の会社に育てていこうと思う。

 

以前にも少し書いたけど、このSnaptiqueの元になったのは今でも数千人のキャビンアテンダントが使うSorasukeというサービスだ。Sorasukeの行く末はすでに書いたけどSorasukeの関係者には何かしらの形でSnaptiqueにもステークを持って欲しいと思う、なのでこれは別途関係者のみに発表する予定だ。

 

少しだけ、これからの生活について。

誤解の無いよう書いておくと、僕は日本が大好きだ。安全で、ご飯も美味しい、生活費もその割には安い、正直な人も多いし、何よりも競争がゆるい。

 

僕にとってここはカンフォートゾーンと言えるだろう。

 

でもだからこそ日本を離れようと思う。だっていつでも戻ってこれるから。

どういう形なのか、いつなのか、わからないけど出来るだけ早いタイミングでサンフランシスコに移住するつもりだ。

 

今回改めてわかったことがある。

「スタートアップにとってシリコンバレーのエコシステムはどう考えても世界一だ」

 

だから、僕はその中でどうしても自分を試してみたい。96%の確率で失敗するとしても。別に死ぬわけじゃ無いしね:)

 

ということで、日本にいる間に出来るだけ多くの友人とも会っておきたいなと思う。(みんな、飲み行こう!)

 

あ、そういえば今回のブログの題名で、「何も掴めなかったけど、気がついたらポッケに宝物が入ってた」って書いた。これは、旅の期間では投資を受けれなかったけど、最高の経験を共にした世界各国の優秀な仲間が出来たってこと。

 

結局は「人」だから、僕は今回の旅で最高の人たちに出会えたことを誇りに思う。

 

さて、今日はここまで。

10月8日、久々の日本についた、今夜は美味しいお寿司でもたべにいこう。

Masa